種牡馬プロファイル · 脚質(B1)
脚質マップ:前後 × 末脚
距離・芝ダに続く第3軸=脚質。産駒の通過位置(横: 逃げ・先行←→差し・追込)と上がり順位(縦: 末脚の瞬発)で配置。 2024-26 / 産駒300走以上。橙=前・青緑=後。各点にカーソルで詳細。市場と独立の記述プロファイル。
この図が示していること
この地図が伝えているのは、「その種牡馬の産駒が、前に行って粘るタイプか、後ろから差すタイプか」という脚質の遺伝です。距離や芝ダートとは別の、展開を読むための血の性格です。
前に行く血(逃げ・先行)は American Pharoah、フォーウィールドライブ、ミッキーアイル、スクリーンヒーロー など。スタートから好位を取り、そのまま押し切る産駒を多く出します。後ろから行く血(差し・追込)は ワールドエース、ディーマジェスティ、アニマルキングダム、エイシンヒカリ。前半は控えて、直線で伸びてくるタイプです。
さらに、後ろから来るなかでも特に鋭い末脚(上がり最速級)を使うのが ナダル、ルヴァンスレーヴ、コントレイル、ディーマジェスティ。ディープインパクト系に代表される「瞬発力の血」です。
使い方は、たとえば前に行く血の馬が多いレースは飛ばし合いになりやすく差しが決まる、逃げ・先行が少なければ前に行った馬がそのまま残る、といった展開の見立てに。1頭ごとの馬は自分の実績が優先ですが、初出走や少数戦では血の脚質が手掛かりになります。
このマップの読み方
横軸(通過位置):産駒がレースのコーナーで何番手を走っていたかを、頭数で割って0〜1に直した平均です。0に近いほど先頭(逃げ・先行)、1に近いほど最後方(差し・追込)。ミッキーアイルやキタサンブラックは左(前に行く血)、ゴールドシップやワールドエースは右(後ろから行く血)。ただし数字は0.37〜0.59あたりに固まります(1頭の中に色々な脚質の産駒がいて平均されるため)ので、左右の「相対的な差」で読んでください。
縦軸(末脚=上がり):レースの上がり3ハロン(最後の600m)のタイムが、そのレースの中で何番目に速かったかの順位です。上ほど「最後に鋭い脚を使う」瞬発力型。ディープインパクト・キズナは右上(後ろから来て、しかも上がりが速い)、逆に下は最後の伸びが平坦なタイプ。
点にカーソルを乗せると「逃げ◯% / 追込◯%」など。逃げ35%なら、その種牡馬の産駒の3割強が逃げ・先行するという意味で、平均の位置より 「逃げ馬をどれだけ出すか」がはっきり分かります。
4隅の言葉は脚質の型です。左上=先行して抜け出す、右上=後方から瞬発力で差す、左下=逃げてスピードで粘る、右下=後方のまま展開待ち。
※ 脚質は距離・馬場と並ぶ「血統の第3の見方」で、展開読みに効きます。ただし個々の馬は自分自身の過去の走り方(実績)が優先。血統はあくまで傾向です。