遺伝的 適性図鑑 · 因子分解
適性の遺伝構造 — データが発見した血の4軸
条件別スピード指数を種牡馬レベルで因子分解し、四条式5タイプをデータから再発見。 各種牡馬の遺伝的適性ベクトル(地力・距離・ダート・芝タフ)を可視化。
この図が示していること
スピード指数を条件別に分解し、種牡馬レベル(遺伝シグナル)で適性の軸を発見しました。四条式の 5タイプを手ラベルでなくデータから導くと、軸はG1 地力・G2 距離(短↔長)・G3 ダート・G4 芝タフの4つ。
画期的な発見:表現型(馬レベル)では「タフ適性=ただ強い馬」に見える(芝能力↔タフ 相関0.75)が、 遺伝レベルでは相関0.44まで下がり、G4「芝タフ」が独立した軸として現れる。=タフ/持続型は 表現型では能力に埋もれるが遺伝的には実在する。四条式のタフ型を部分的に裏づけます。
また芝スピード↔スタミナの遺伝的トレードオフはほぼ無い(相関−0.10)=種牡馬は両方伝えうる。 短距離スピードは芝↔ダを跨いで遺伝する(相関+0.58)。
ダート適性の高い血: キングカメハメハ、ディープインパクト、ハーツクライ、Into Mischief/芝タフの高い血: ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライ、スクリーンヒーロー/ステイヤー(長)寄り: 、ミッキーロケット、ウインブライト、アルアイン。
種牡馬 適性ベクトル(会場タブで切替)
点=種牡馬。横=ダート適性、縦=芝タフ適性、色/サイズ=地力。会場タブで同じ種牡馬が競馬場でどう動くか(例: エピファネイアの芝タフは小倉で最高)。
全会場(156種)
東京(108種)
中山(114種)
阪神(77種)
京都(101種)
中京(69種)
小倉(69種)
福島(65種)
新潟(80種)
函館(35種)
札幌(35種)
右上=ダートもタフ芝もこなす、左上=芝タフ専、右下=ダート専、左下=軽い芝。
4軸の意味と作り方
G1 地力(遺伝分散57%):芝中を中心にどの条件でも走る総合能力。最も遺伝率が高い(h²≈0.36)。
G2 距離(短↔長)(15%):プラスでステイヤー、マイナスでスプリンター寄り。
G3 ダート(8%):ダート(特に湿ったダート)適性。ドレフォン等の純ダート種牡馬が高い。
G4 芝タフ(6%):芝の力の要る馬場(重・不良)+芝の速さ。表現型では能力に埋もれるが遺伝的に独立。
※ 種牡馬レベル(産駒平均)で環境ノイズを除いた遺伝的適性。過去実績からの記述で、個別レースの当否予測ではない。