適性のグラフ構造 · 源流と橋渡し
適性は祖先グラフのどこから来るか
血統DAGを各現代馬から重み付きで遡上し、発見した適性軸の源流祖先を特定。 さらに媒介中心性で遺伝子プールを繋ぐ橋渡し種牡馬を炙り出す。
この図が示していること
ダート適性は Mr. Prospector・A.P. Indy・Storm Cat(米国ダートの祖)から、芝スピードは サクラバクシンオー・サンデー から子孫へ流れ込む——各適性が祖先グラフのどこ起源かを、名前でなくデータから辿りました。
橋渡し種牡馬(媒介中心性が高い=多くの現代馬の血統経路上に乗る遺伝的ハブ)は サンデーサイレンス→ディープ→キングカメハメハ。そして橋渡しの血ほど地力が高い(相関+0.66)=優れた血が遺伝子プールを繋ぐハブになって広がる構造です。
① 適性の源流(軸ごとの祖先ソース)
ダート — ダート適性
源流となる祖先(子孫にこの適性を注ぐ/Lasso係数)
Mr. Prospector+0.65
ドレフォン+0.59
A.P. Indy+0.39
ロードカナロア+0.14
Storm Cat+0.08
ダイワメジャー+0.01
この適性が濃い現代馬:エコロマーベリック、ストームバンガード、ジッピーレーサー、ホウオウフウジン、モズバンディット、サトノグレイト
芝スピード — 芝の速さ・瞬発
源流となる祖先(子孫にこの適性を注ぐ/Lasso係数)
スクリーンヒーロー+0.92
サクラバクシンオー+0.83
ディープインパクト+0.56
サンデーサイレンス+0.43
イスラボニータ+0.37
エピファネイア+0.30
この適性が濃い現代馬:ストームバンガード、サトノグレイト、サンポーニャ、ウインシュクラン、トレポンティ、シンゼンイズモ
地力 — どの条件でも走る総合能力
源流となる祖先(子孫にこの適性を注ぐ/Lasso係数)
Icecapade+4.08
A.P. Indy+2.50
キングカメハメハ+1.73
Frankel+1.52
ハーツクライ+1.51
エピファネイア+1.47
この適性が濃い現代馬:ブローザホーン、サンライズフレイム、ダブルハートボンド、ジャスティンパレス、ダノンデサイル、アッシュルバニパル
② 橋渡し種牡馬(媒介中心性=遺伝子プールのハブ)
血統グラフで多くの現代馬の経路上に乗る祖先ほど中心性が高い。緑=地力も高い橋渡し血。
サンデーサイレンス中心0.124 地力—
ディープインパクト中心0.086 地力+4.9
キングカメハメハ中心0.063 地力+5.3
Storm Cat中心0.063 地力—
Northern Dancer中心0.059 地力—
キズナ中心0.042 地力+2.4
ロードカナロア中心0.041 地力+1.9
Mr. Prospector中心0.040 地力—
ドゥラメンテ中心0.038 地力+2.8
アドマイヤグルーヴ中心0.033 地力—
シーザリオ中心0.028 地力—
ステイゴールド中心0.027 地力—
Halo中心0.026 地力—
エピファネイア中心0.025 地力+1.2
※ グラフ遡上(gene-dropping風,寄与=(1/2)^世代)+Lasso で源流を、betweenness中心性で橋渡しを特定。過去実績からの記述で個別レースの予測ではない。F1地力の源流は正則化が弱く個別係数は参考。